50代からのローダウン挑戦!

還暦を越えたオヤジがハイレブ習得を目指しています。 ハイスコア:277、ハイシリーズ:724ですが、いずれもオールドスタイル時のものです。 ハイレブでの300を目標としています!

2020年08月

私は、独立して商売を始める前は、会社員を17年していました。
機械設計のエンジニアで、大小いろいろな機械を設計しましたが、入社してすぐに静岡県のY社に出向になり、T社のDOHCエンジンの設計部署に配属されました。

子供の頃から自動車が好きで、自動車の設計をするのが夢だったので、幸いなことに、就職してすぐにその夢が実現したのです。

入社した当時は、まだ図面を手で描いていました。
学生の時は製図版とT定規でしたが、会社ではドラフターです。
数年後、CADシステムが使われはじめ、我々もCADで図面を描くようになりました。
(たぶん今のエンジニアは、手書きで図面は描けないと思います。)

独立した当初は、CADシステムの販売・サポートを主な業務としていました。
現在もその業務は辞めていませんが、頻度が少なくなり、私自身CADを操作する機会も減り、以前は職業訓練所で操作指導も行っていましたが、今ではだいぶ忘れています。

話をボウリングに戻し、新しいボールをドリルしてもらうときにメジャーシートを渡しますが、これまでは、あるプロショップの用紙をコピーして使っていました。
その用紙で他のショップに依頼すると、スパンに関して、グリップの厚みを含んだ値かどうか聞かれることが多いので、Webで他の用紙を探しましたが、気に入ったものが見つからないので、自分で作ることにしました。

そこで、CADを使って実物大で作りました。
図面の単位系は日本なのでmmですが、ボールに関してはインチ表示なので、単位をインチに切り替えて作図し、操作も忘れているので、結構時間が掛かりました。

ついでに、ドリルする際に関連する項目も入れ、完成させました。
PDFデータも作ったので、公開します。
ここからダウンロードできます。
Measure_sheet-page-001


ローダウンを練習している人の悩みでよく聞かれるのが、ボールのスピードが遅くなったというものです。
私も例外ではありません。

基本的に、ボールの回転数が増えれば、曲りも大きくなるので、ピン到達までの距離(道中)が増え、他の要因もあり、スピードが遅くなります。

回転とスピードのバランスが重要で、回転数が増えたらスピードも増やす必要があります。

スピードの測定は難しく、センターのスピード表示はかなり不正確です。
ラウンドワンの場合、レーン中央からピンまでの時間を計測して出しているそうですが、この方法では初速と終速には差があることと、ストレートボールとフックボールでは先述のように移動距離が違うので、フックボールの速度が遅く出る傾向になってしまいます。

しかし、到達時間で計算する方が楽なので、それを基準とした場合、トップ・プロで2~2.5秒くらいだそうです。
私の場合、サークルの仲間が撮ってくれた動画で計測したところ、3秒くらいでした。
なので、あと0.5秒以上早くしたいと思っています。

そこでスピードを上げる方法なのですが、
1. アプローチのスピードを上げる(早く歩く)
2. バックスイングを高くする
3. リリース時の加速度を上げる
などの手段があると言われています。

1.の方法が一番手っ取り早いのですが、2.の方法も含めスイングとステップとのバランスが崩れてしまうので、そう簡単ではありません。
なので、とりあえず3.の方法に取り組もうと考えています。
具体的には、パワーステップのパワーが弱いので、もっと強く蹴ることから始めようと思います。

それに関連して、右足シューズの底がだいぶすり減っていて滑りやすくなったので、新しいシューズを購入しました(*・ω・)ノ

私は、フィンガー・グリップにシリコン・グリップを愛用しています。
サムにはテープを張りますが、フィンガーには何も張っておらず、グリップが指にフィットする感覚が、シリコン製の方が良いのです。

ただこのシリコン・グリップには欠点があり、普通の接着剤では接着しにくいのです。
プロショップには、「シアノン」という専用の瞬間接着剤を売っていますが、グリップの取り付けというのはそんなに頻繁に行う事ではなく、使い切らないうちに固まってしまい、普通の瞬間接着剤よりも高価なこともあり、もったいないのです。

ボールを購入する時には、ドリルもそこでしてもらうことが多いのですが、シリコン・グリップを接着してくれるショップもありますが、着けてくれない店もあります。
また、しばらく投げているうちに外れてしまうこともあり、常に自分で着けられるように、予備のグリップと接着剤を用意しています。

接着剤をいろいろ試しましたが、シリコン専用のものは比較的高価で、少量で使い切りのものもありません。
そこで、最近私が使用しているもので、よさそうなものを2点紹介します。

一つ目は、シリコンゴム接着用両面テープです。(A社で¥550くらい)
71CWauSrOEL__SL1338_
これはしっかり着きますが、穴とグリップの間に隙間が必要で、そうでない場合は使用できません。
固まって捨ててしまうことにはならないので、経済的です。

隙間が無い場合は次のものを使います。
718P0HlI-CL__SL1000_
アロンアルファ201で、2g入り5本セットです。(A社¥750くらい)
これなら1本の量が少なく、無駄なく使えます。
100均よりは高価ですが、接着力が違います。

それと、シリコン・グリップですが、お気に入りのものがあります。
「水野グリップ」です。
水野成佑プロが開発した商品で、プロショップ・ベガでだけ購入できる商品ですが、残念ながら在庫限りだそうです。

因みに、私の骨格は女性並みに細いので、レディース・サイズを使用しています(*'-'*)


皆さんは、ボールを投げて戻ってきたボールに付いているオイルの跡に注視されていますか?
私は毎回確認しています。
オイルの筋が指穴から近いところから徐々に角度が変わりながら複数付いていることが分かります。

単純に言えば、筋の数が多いほど回転数が多く、筋の角度の変化が大きいほど大きく曲がっているということです。

この筋のことをRolling Track(ローリングトラック)と言います。
特に最初の筋(ファーストトラック)が指穴からどれくらい離れているかによって、その人の投げ方(リリースのし方)がある程度分かります。

また、ドリルレイアウトの基準となるPAPも、このファーストトラックから決まるので、重要な要素です。
PAP

ローダウンに挑戦する前のリフタンで投げていた頃の私は、所謂「Low Trackプレイヤー」でした。
確固たる基準は無いと思いますが、あるボールメーカーの資料によると、PAPの数値(おそらく上図のL1値)が4-1/2”以下の人を言うそうです。
このファーストトラックの位置が指穴に近くなるほど、Low Track→Medium Track→High Trackということになります。
そして、High TrackになるほどPAPの数値も大きくなります。

Low Trackプレイヤーのことを「スピナー」とも言います。
私も初心の頃、スピナーで悩んだ時期がありました。
程度にもよるのですが、完全なスピナーだと、ボールがコマのように回りながら進んで行きます。
UFOボールとか言われる、わざとこういう投げ方をする人もいます。(台湾に多い)
ピンに当たってからピンをかき混ぜて多く倒すと考えられているらしいですが、ボール自体は曲がらず直進します。
初心の人に多いのですが、ボールを回転させて曲げようとする意識が、手を横に回しているオーバーターンという動作になり、スピナーになってしまいます。
ボールは横に回すのではなく、縦に転がさなければ曲がらない、ということを知る必要があります。

初心者の指導で、「リリース後に握手をする」ということがよく言われます。これはリフタンの基本動作だからだと思います。
私はメカテクを着けて投げたことが無いので、正確には分かりませんが、メカテクの人は最初から最後まで握手で、ターンはしない投げ方だと理解しています。

単純には、リリースの際に、手のひらを上に向けて離せばHigh Trackになります。
リリースの際の手のひらの向き(角度)の違いで、Trackが変わり、ボールの回転軸(チルト)が変わります。
トッププロのようにわざとリリースを変えられれば別ですが、我々は同じリリースさえ安定して出来ないのですから、どうしてもバラつきます。
だから私はいつも帰ってきたボールの跡を確認します。
自分では手のひらを上に向けて投げているつもりでも、ボールの重さに負けて角度が付くと思われ、そのボールのウェイトバランスやドリルレイアウトの違いによってもリリースの角度が変わっているのではないか、とも思っています。

タイトルのように、以前の私のPAPは4”~4-1/2”くらいだったのですが、最近は明らかにHigh Track傾向に変わってきているので、先日行きつけのセンターのメンテナンスマンに測定してもらいました。
そうしたら、5-1/8でした。

今持っているボールは全て、以前のPAPを基準としてドリルしてもらっているので、当初意図したレイアウトから変化していることになり、ボールの動きも変わっていることになります。
実際にオイル跡を見て気づいていたことですが、フレア幅が狭くなっており、これはCA値が大きくなってしまったからではないかと考えています。

当然ですが、次からは現在のPAPを基準にしてドリルしてもらう必要があります。
やはり、PAPは時々測定し直した方が良いと思います。

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